女性の不妊治療の検査

女性の不妊治療の検査

不妊治療をする為には、詳細な体のデータが必要です。その為には、不妊の原因として考えられる要因を特定するための検査をすることになりますが、時間も費用もかかり、夫婦の負担は精神的にも時間的にも大きなものとなる可能性があります。それでも検査を受ける必要を感じる夫婦であれば、しっかりと向き合っていけるとは思いますが、ただ漠然と不妊治療について考えている方にとって、治療の前にどのような検査を行う必要があるのかを知ることは良い情報になるかもしれません。

不妊治療の前に行う検査の中には、問診、視診、触診の他にエコー検査、血液検査などの基本的な診断があり、その後、月経の血液を培養させ、結核菌があるかどうかをチェックしたり、膣内の炎症の有無、子宮内膜や分泌検査、卵管の疎通検査、腹腔鏡を用いた検査をしたり、必要に応じた検査が行なわれていきます。検査の結果次第では、不妊治療を始める前に治療をしなくてはいけない箇所が見つかる方も多いと思います。例えば、膣の炎症やSTDの感染の疑いがある場合、投薬で治療しなくてはいけなくなります。また、このような検査を受ける前から、毎月の生理に関係した不調や、周期の乱れ、おりものの異常、下腹部の硬いしこりや極端な手足の冷えなど、婦人科系の何らかの自覚症状がある場合は、不妊治療を見据えた検査を始める前に、婦人科で健康診断をしてもらうことは一つの選択肢かもしれません。排卵の周期を整えたり、生理がきちんと正常に訪れる状態を取り戻すことは、不妊治療の前提となる為です。