カミカミ期の離乳食

カミカミ期の離乳食

離乳食のステップアップも9~11カ月ごろになるとカミカミ期になります。しかし、まだまだ焦ることなくゆったりと離乳食を進めていきましょう。1年ぐらい母乳だけでも大丈夫と言われているくらいですから、焦る必要はないです。赤ちゃんが楽しんで食べてくれることを心がけて、嫌がった無理に食べさせようとすることはないのです。
カミカミ期のメニューにして良いかどうかの判断は、どの程度に咀嚼ができるかを見ます。完全につぶせる状態でなくても歯茎で潰せるようなら大丈夫です。そして、生活のリズムを整えて1日3回に進めていき、大人と同じ食卓につけるのが理想です。形状は指でつまんで潰せるぐらいの柔らかいものにします。量は母乳やミルクから、だんだんに離乳食で栄養が摂れるような量に持っていきます。
カミカミして噛んで食べるようになると時間がかかるようになり、一時食べる量がへることもあります。最初は少なめにしてください。この時期の赤ちゃんの献立の1例としては、パン粥に、ダイコンやニンジンと豚のひき肉団子を煮込んだものをメニューとしてお勧めします。そこへデザートとして煮林檎を加えます。
よく、9カ月になっても赤ちゃんがカミカミをしてくれませんというママがいます。そういう時はママも一緒に口に入れて、カミカミをして見せてはどうでしょうか。そして、まだ噛み切ることはできないので、バナナをちょっと潰してあげるとカミカミしてくれるかもしれません。赤ちゃんとの根気比べみたいになりますが、ゲーム感覚で楽しんでみてください。みなさんそれぞれに苦しんだりしながら頑張っています。焦らずにゆっくりと楽しんだもの勝ちです!