妊婦と葉酸不足

妊婦と葉酸不足

葉酸は、ビタミンB12とともに、増殖細胞におけるDNA合成に不可欠な成分で、また赤血球の合成や赤芽球の分裂などにも関与するため、通常の男女でも不足すると、貧血気味、疲れやすいなどの症状が出ます。また、口内炎、食欲不振、舌炎などの症状がある人は、葉酸を積極的に摂るように勧められます。

妊婦の場合、神経管閉鎖障害の発症リスクを抑える栄養分として、妊娠の1か月以上前から妊娠3か月までの間は「通常の食事からの葉酸摂取に加えて、1日400μgの葉酸を摂取するよう」厚生労働省から勧告されています。もともと日本では神経管閉鎖障害の発症が欧州に比べて非常に少なかったのですが、過去27年間に約3倍に増え、1万人当たり3.2人となっていることが判明したため、対策が行われたものです。

葉酸不足によって起こる神経管閉鎖障害とは、妊娠の初期の胎児に起こる先天異常で、下肢の運動障害などにつながる「二分脊椎」と、脳が形成不全となる「無脳症」の障害のことです。無脳症の場合は、流産や死産の可能性も大きくなります。2006年に日本産婦人科学会で発表された研究報告によれば、厚生労働省公表の摂取量の目安よりも多く摂取している妊婦は7.5%で、90%以上の妊婦が葉酸不足ということです。

葉酸は食品にも含まれていますが水に溶けやすいうえ、熱に弱く、通常の食事で必要量を摂取するのは困難です。そのためサプリなど補助食品での摂取が奨励されていますが、摂り過ぎもまた問題があるため、1日当たり1mgを超えないよう、注意をしながら摂り入れることが大切です。

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